2018年12月25日火曜日

スーパーセブンの空力実験をしてみた (その11)

前回、フェンダースポイラー無しだと著しく接地感が無くなることが判明したので、
またフェンダースポイラーを作ることにしました。

前に付けていたフェンダースポイラーは自分の感で適当に作っていましたが、
ちゃんと形状や位置を最適化したいので、
エアガンの先に毛糸を付けて簡易的な風洞実験をやってみることにしました。

動画はこちら

凄く効果がありますので、セブン乗りの方は試してみると良いと思います。(^ω^)
厚紙で作るのが一番簡単です。
作ってみたい方は、型紙をデータ化してありますのでこれを印刷して使用してください。
(A4印刷用のため2枚になっています)
http://sekiai.net/others/FenderSpoiler.pdf

--------------作り方-----------------------------------

最終的にアルミや塩ビ板で作る場合も、まず厚紙で作ってみて
フェンダーと形状が合うかどうか必ず確かめてからにしてください。



印刷した型紙通りに材料を切り取ります。
0.6mm厚のアルミを使いましたが、1mm塩ビ板でも良いと思います。
側面はデザイン性を考えてS字状にしてありますが、加工が面倒な場合は直線でもOKです。
おそらく、空力的な効果は変わらないはずです。



カーボン風のラッピングシートを裏表に貼り、はみ出た部分をカッターでカットします。
貼り付ける部分のラッピングを剥がして、車両用の強力両面テープを貼ってください。



ガーニーフラップの部分を45度ぐらい折り曲げます。
万力とアングル材を使って挟んで曲げました。
万力が無い場合は、クランプとアングルでも出来ると思います。



パイプなどを利用し、フェンダーに合わせて両サイドの丸みを付け、
フェンダーに両面テープでくっつければ完成です。
塩ビ板で作る場合は熱して曲げる必要があるでしょう。



サイドの両面テープだけでも実用上十分な強度がありますが、
フェンダー上面にアルミ板がバタバタと接触すると塗装が痛むので、
上だけアルミテープを貼りシリコンシーラントで点付けすることにしました。



一晩経ってシリコンが乾いたらアルミテープを半分剥がしました。



さて、楽しみなテスト走行です。(゜▽゜)
しっかりテストしてから作ったので、今まで作ったフェンダースポイラーの中で
一番強いダウンフォースが発生しているのが体感できました~。o(^-^)o

ノーマルフェンダーの場合は、かなりのリフトが発生し
高速時にハンドルの手応えや接地感が半分になってしまいますが、
フェンダースポイラーを取り付けるとスピードを出してもリフトを感じることは全く無く、
路面にビターっとくっついているような接地感があり、
まるでフォーミュラーカーのようなフィーリングで走れます。 これは楽し~い。(゜▽゜)
路面の接地感に不安があると、走ってても楽しくないもんね。



今後はたぶん、スポイラー下からフェンダー後ろにかけて
大きな開口部を作ればさらに良いとは思いますが、
ピカピカの新品のフェンダーがもったいないので、
穴を開けるのはもっとボロくなってからにしたいと思ってます。(笑)

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過去の空力実験の記事検索
https://minkara.carview.co.jp/blog/search.aspx?typ=1&kw=%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A9%BA%E5%8A%9B%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F

2018年12月15日土曜日

セブンのメンテ等、新Fフェンダーとタッチアップ



自分のケーターハム・セブンですが、買ったときからフェンダーがボロボロなんですよ。
FRP作業はプロなのでいつでも直せると思ってたら、もう9年ちかくこの状態。(^-^;) 
実は休みの日はFRP作業をしたくないんですよ・・・。 休日出勤してるみたいだし。(笑)
まあ、タクシー運転手が休日ぐらいはドライブしたくないのと一緒。

最近は珍しく仕事が忙しくないので、重い腰を上げてちゃんと直すことにしました。
今までのフェンダーは狭いタイプでしたが、幅広のタイプの成形型を
元請け会社さんから提供していただいたので、FRPを貼って成型し塗装して仕上げました。



ボルト止めだとまた割れてくるので、シリコンシーラントで接着し
カーボン繊維を同じシリコンで貼り付けて、ウインカーの配線も行いました。



他に、カムプーリーをパーツクリーナーで拭いたら塗装が剥げてきたので、
剥離してウレタン塗料で赤く塗り直すことにします。



赤い塗料が余ったので、FORDの文字の周りを赤くスミ入れして、
文字部分は当て木をした紙やすりで剥がしてヘアライン仕上げにしました。



愛車がキレイになるのはとても嬉しいですね。(^ω^)
ちなみに、冬はラジエターを半分塞いでペダルボックスカバーを外して乗っています。
こうするとエンジンルームの暖かい空気が足元に入ってきて快適ですよ。
ヒーターが無いセブンでもポカポカになるのでオススメですね。(゜▽゜)



タイヤもポスカでホワイトレター化してみました。
文字が凹の場合は、少しはみ出るように塗ったあと、
パーツクリーナー+ティッシュで拭き取ると、作業が早いし綺麗に出来るようです。



ホワイトレターはレーシーな雰囲気になってなかなかカッコいいと思います。
プラモデル作るの好きな人なら作業もそこそこ楽しめるし、
お金もかからず足元が引き締まって見えるのでオススメですね。(゜▽゜)



走ってみてまず気づいたのは「フェンダーでかっ!」って言うか「太っ!」(笑) 
あと、運転フィーリングに重大な違和感が・・・。
フェンダースポイラーを外したので、スピードを出すとハンドルが軽くなり接地感が無くなります。
どうやら、フェンダーのリフトは想像以上に発生しているようで、
横幅が増えたのでそれが増強された感じがします。

フェンダースポイラーが付いていた時は、スピードを出せば出すほど
掃除機で吸われるように地面に吸い付く接地感があったんですが、
今までと比べて冗談抜きで80km/hも出すと
ハンドルの手応えが約半分になるのが確認できました。
とてもじゃないけど不安でスピードを出す気になれません。

まあ、これがセブンのノーマルの状態なんですが、慣れというのは恐ろしい。
強いダウンフォースを経験しちゃうと感覚は元には戻れないんですね・・・。(^-^;)
早急にリフト防止のフェンダースポイラーを作って取り付けたいと思います。

2018年12月10日月曜日

モトクロスタイヤ X30に交換するも、激しく後悔する・・・



私が時々アップしているオフロード走行の動画を見ても分かる通り、
い~っつも水たまりがあるウエット路面ばかり走っているので、(一年中ほとんど水たまりがある)
タイヤはやや軟質路面用のX20が一番のお気に入りで、毎年購入しています。



今回はちょっと試しに、ミディアム路面用のX30を履かせてみることにしました。
雨でぬかるんでドロドロの路面やサンド路面は、X30では厳しいことが予想されますが、
たま~にあるドライコンディションの日は速く走れるかもしれませんからね。(^ω^)



タイヤはネットで注文してすぐに届きました。
X30は、X20より全体的にガッシリしていますし、サイドに付いているリブがなんだか強そう。
このリブがタイヤを効率的に冷やして剛性低下を防ぎ、グリップ低下を軽減するらしいです。
ブロックも複雑な形をしていて、凄く進化しているのが判ります。
コンピューター解析して作られているらしい。なんだかハイテクですね~。(^ω^)
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2013100401.html



早速KTM 200 EXCに履かせて、モトクロスコースを走ってみました。
初めは体を慣らすようにゆっくり周回して、徐々にペースを上げていきます。
さて、そろそろ本気で走ってみましょうかね~。

ん?・・・・・えっ?・・・・・・えええええええええ???

しまったぁ~ ヘタこいたぁぁぁ~~~!! o(*>Д<)



このタイヤめっちゃ速いやんけ~!!! くっそ~!
今まで何年も俺は何やってたんだ・・・(´・ω・`)ショボーン
自分のX20での限界速度を超えても、X30のグリップはまだたっぷり余裕があるぞ。

しかも、ウエットの泥んこやサンド路面ではまともに走れないだろうと思ってたけど、
X20と比べてやや直進安定性が劣るぐらいで、走破性はほとんど変わらないじゃんか!
ここのコースのベストタイヤは実はX30だったのかぁ~。(T-T)

もちろん、普通の土の部分ならX20と比較にならないほどガッチリ路面を噛む。
って言うかこのタイヤ、マジでアスファルトの上よりグリップあるぞ!
最近のモトクロスタイヤ スゲーなおい!(゜▽゜)
剛性感もあるから直進性も凄くいいし、全開でギャップに突っ込んでもバイクが全くブレない。
今まで何十年もオフロードを走ってきたが、こんなに凄いタイヤは一度も履いたことが無い。



あまりにもペースが上がったので、
2速だとエンジンが吹けきってしまい3速で走らなきゃならなくなったぞ!
もちろんこんな経験は初めて。
たぶん、1周1分ぐらいのコースで2秒ぐらいは楽に速くなったんじゃないか?

あー、どうかX20で走っていた3年間を返してくれ~。
ウワァァ━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━ン!!! ・・・ (笑)



ちなみに、このインプレは猿ヶ島のコース限定なので参考になさる方はご注意ください。
ここのコースは河原にあり、地面は通常の土とは違い細かい砂と砂利で出来ていて、
雨が降った時の泥もバイクにまとわりつくようなネットリした粘土質じゃなく、
ツルツル滑らないため土の泥とは種類が違いますので。

2018年12月6日木曜日

スーパーセブンにMDI同時点火システムを組み込んでみた

ケント・BDRエンジンのスーパーセブンでは定番の点火系アップグレードである、
永井電子MDI同時点火システムを導入しました。(^ω^)
私のようにショップに頼まず自分で組む人がいるかも知れませんので、
なるべく詳しく記事を書いておくことにします。



MDIは平野タイヤ商会が安いです。(9890ルーカス4気筒ポイントディスビ用 税抜き58,830円)
https://www.hirano-tire.co.jp/nagai/nagai55.html

まず現在の状態での点火時期を見て、マジックなどで印を付けておいてください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/42016176/

ギヤを3速ぐらいに入れてフロントタイヤを押したり引いたりして、
事前に第1シリンダーの圧縮上死点を出しておきました。
デスビキャップを外せば、キャブレターを外さずに比較的簡単にデスビを抜くことが出来ますので、
センサーを組み込む時はデスビを外して作業した方が楽です。
デスビを抜く前には、点火時期がずれないように合いマークを付けておくと良いでしょう。

ケーターハムの場合ノーマルでルーカスのデスビが付いているので、
キットがそのままボルトオンで簡単に付くはずですが、
私のBDRはなぜかBOSCHのデスビに交換されているため、そのままでは取り付けられません。
(BOSCHのデスビはバーキンセブンに良く使われているらしい)
ですから、アルドンのデスビに交換してからMDIキットを取り付けることになります。



アルドンのデスビはDemon Tweeksが安いようです。2万円ぐらいで買えます。
https://www.demon-tweeks.com/jp/aldon-automotive-performance-distributors-240018/
色々調べて、103FXYのFord X-Flowと言うのが適合するんじゃないかと思ったんですが、
Demon Tweeksの日本人スタッフの飯田さんにメールで確認を取って、
アルドン社に聞いていただいたところ、BDRエンジンには
リストに無い「1700BDRXFLOW」と言う品番のデスビを使うらしいので、
これを買うことにしました。



1ヶ月ほどで届いたデスビは削り出したプレートが中に入っていて、
どうも注文を受けてからワンオフで制作したみたいに見えます。
BDRの腰下はケントエンジンと同じと聞いていますので、
ケント用のデスビがそのまま付くと思ってたんですが、どこか違うんでしょうか?



さてアルドンのデスビのポイントを外し、マグネットセンサーを2個取り付けますが
ワンオフのプレートに開けられた穴がMDIキットのプレートと合わないので、
少々長穴にする必要がありました。通常はこの作業も必要無いはずです。(^_^;)
永井電子の説明動画でもアルドンのデスビにすんなり付いているし・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=3fBNTFloYX0

それにデスビ本体の固定用(回り止め)プレートも
エンジン横のオイルブロックに当たるので、ブロックを少々削る必要がありましたが、
これもノーマルのデスビに組むなら不要な作業です。

MDI付属のローターはつばの部分(チョッパー プレート)が弱く、最初から少々曲がってしまっていることがあるので、
きっちり直角になるように曲がりを調整したのち、デスビにはめてグルグル回してみて、
接触しないようにセンサー位置を調整して固定する必要があります。



ちなみに、通常1本しか通らない設計のゴムのグロメットに、
同時点火用の2本のコード(合計6本)を通すのは至難の業です。(^_^;)
この作業でコネクターのコードを引きちぎってしまう人もいるんじゃないかな?

グロメットをデスビ本体の穴に無理やりはめ込むのも、超~大変でしたので
作業前にデスビの穴を少々大きくしておいた方が良さそうに思います。



キットのコネクター類は、それぞれ形が違っているので接続を間違えることは無いと思いますが、
注意点としてデスビから出ている白と黒コネクターは、きっちり奥まではめる必要があります。
途中でかなりきつくなって指の力では入れることが出来なかったので、
プライヤーで縦に挟んで握るようにしてパチンとはめました。



キットで唯一間違えそうな配線が、赤・緑の2つのむき出しの配線です。
赤をIG電源、緑を電圧検出型回転計に繋ぐ必要がありますが、
今まで付いていた古いコイルを外し、プラス側をIG電源として赤コードを繋ぎ、
マイナス側を回転計信号として緑コードを繋ぐことにしました。
それぞれ平型端子を使って接続し、抜け防止のため上からビニールテープを巻きました。
参考図 http://img-cdn.jg.jugem.jp/c7e/2085647/20130101_32986.jpg



ちょうど良い具合に古いコイルを外した穴がありますので、ここにMDI本体をネジ止めしました。
最後にバッテリーのプラスとマイナスに配線を繋ぎ、
余ったコードを束ねてタイラップでフレームに固定したら配線作業は終了です。(^ω^)

同時点火用のコイルは、事前にヒーターの上に取り付けてあります。
穴あけ作業前には、必ずヒーターを分解して穴位置の確認をしてください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/42184267/

MDIは専用のプラグコードを使う必要がありますが、
新型で性能が上がったと言うブルーポイント パワープラグコードにしました。
http://www.nagaidenshi.co.jp/PLUG/bluepoint.shtml
必要な長さを測って、キットに付属するFAX用紙で注文すれば代引で届きます。
プラグコードの価格は2万4千円ぐらいでした。



プラグコードにプラグを刺してスターターを回し点火時期をだいたい合わせた後、
プラグを取り付けいよいよエンジン始動!
なんの問題も無くあっさりかかりました~。(^ω^)
排気音も元気ですし、今まで使っていたフルトラよりアイドリングが安定しているのが分かります。



何回かテストドライブしてみましたが、同時点火導入により色々な変化がありました。
いつも冬の場合はアクセルを3回踏んでかけていたんですが、これが1回~1.5回に減りました。
おそらく、薄い混合気でも問題なく着火するようになったためと思われます。

低回転で凄く安定していてトルクもあるので、1200回転で5速巡航が出来ます!
これは今までのエンジンでは考えられないことです。(^ω^)
おそらく、エコランすれば相当良い燃費が出ると思われます。しないけどね。(笑)

あと、排気ガスの匂いが変わりました。
今まではガソリンが燃え残ったような匂いがしていましたが、
生ガスが綺麗に燃えたような匂いになりました。
デスビ内部はマグネットセンサーだけだしプラグコードを刺す必要も無いので、
キャブの下で火花が飛ぶことが無いのも安心材料ですね。

エンジンは、全回転域でトルクが上がりパワフルになりました。(゜▽゜)
チューンドBDRエンジンなので、もともと十分速かったのですが
2速でパワーバンドに入るとSタイヤが激しくホイールスピンするようになりました。
今までは、2速でアクセル開けただけでホイールスピンしたことは無いです。
以前は、体感でポルシェ911 GT3 RS(997型)と同じ位の加速感でしたが、
今では自分のセブンの方が少し速いように感じます。(^ω^)



ついでなので点火時期が狂った場合、どのような症状が出るのか実際に試してみました。

点火時期が遅すぎる場合は、アイドリングが下がって不安定になり、
低回転のトルクが無くなり発進時に加速のもたつきがあり、アフターファイヤーが出ます。
ただ高回転では素晴らしいパワーが出ました。
感覚的には2ストのスポーツバイクのフィーリングに近いです。

点火時期が早すぎた場合は、アイドリングが上がり低回転のトルクが増し、
発進加速も素晴らしいですが5000回転以上でパワー感が無くなり、
NAのDOHCエンジンで「カムに乗る」と言われる高回転の伸びがまったく無くなります。
意外なことに、急加速してもカラカラと言うノッキングの音は全くしませんでした。
500kgの超軽量車なので、ノッキングする間もなく鋭く吹け上がるせいか?

ちょうど良い点火時期に合わせると、
低回転から高回転までスムーズかつパワフルに加速し、
アクセルレスポンスも大変良いです。もちろん現在絶好調です!(^ω^)

2018年11月21日水曜日

ドゥカティ パニガーレV4に試乗したのでインプレ

パニガーレV4はドゥカティ史上最強と言われているスーパースポーツ(SS)バイクですが、
無料レンタルがあることをT7さんのブログのコメントで知りました。
圭@Crazy Dogさん情報どうもありがとうございます。(^ω^)
早速、試乗を申し込むことにしました~。

キズキ2時間無料無料試乗モニターキャンペーン
http://www.kizuki-ducati.com/bike/select-ride/index.html


スペック 1103cc 90度 V型4気筒 214馬力 乾燥重量175kg  価格264万円~

写真でもカッコいいですが、実際に見てもやっぱりカッコ良くて、
いかにもイタリア車と言う独特の色気がありますね。

エンジンをかけてみますが、4気筒であっても不等爆発なので、
ほとんど2気筒のパニガーレと変わらないドカらしいサウンドです。
排気音はちょっと大きめですが、そんなに爆音ではないです。



メーターは液晶モニターになっており、
ハイテク装備てんこ盛りで走行モードなど数多くの設定が可能です。
沢山あるスイッチ類の説明を聞きますが、一度聞いただけでは覚えられないのは分かっていたので、
事前にネットで説明書を読んでおいて良かったと思いました。(笑)

車道に出るためにちょっと取り回しをしてみたんですが、
ハンドル操作が大変重いのに驚きます。
ステアリングダンパーが効きすぎているのかもしれません。
調整ツマミらしいものは見当たらないので、モード設定で変わるのかな?

スリムな2気筒のパニガーレよりシート幅があって足付きは悪いので、
人より足が短い私はちょっとヤバイかなと思いましたが、
お尻をずらせば片足なら付くので慣れればなんとかなりそうです。

またがってバイクを起こしてサイドスタンドをたたもうとした時に、
重大な事に気が付きました。
右足を地面に付けると、左足がサイドスタンドにどうしても届かないのです。
ヤベッ、詰んだ・・・。(^-^;)

短足の人は、またがったままサイドスタンドを出したり入れたり出来ないですね。
しょうがないので一度降りて、スタンドを畳んでからまたがることにしました。
イタリア人は、たぶん私より10センチ以上は足が長いはずなので、
まったく問題にならないのでしょうね! どうせ、どうせ (◎`ε´◎ )ブゥーー



ギアを1速に入れて走り出しますが、1100ccとは思えないほど低速トルクが細いので、
エンジンストールに気をつけながらやや長めの半クラッチが必要です。

また、アクセルとスロットルが直接繋がっていない電子制御スロットルなので、
アクセル操作に対してエンジン回転がリニアに反応してくれず、
スロットルの開け始めに明確な不感帯があり、スムーズな発進は結構難しいです。
特に4000回転以下では、スロットル操作に対して吹け上がりに明らかな遅れが出ます。

これはおそらく、不慣れな人でも急発進しないように
コンピュータがスロットル開度を抑制していると思われますが、
以前のワイヤー式のスロットルのように素直にエンジンが反応してくれないと、
交差点で曲がる時もかえって乗りにくく感じてしまいますね。
レースモードに切り替えると、反応遅れが少なくなるので少し乗りやすく感じます。
ですから、街乗りであってもほとんどレースモードで乗りました。

あとパニガーレV4は、停車中に作動する気筒休止システムが付いていて、
V型4気筒のRバンクを休止させてるらしいですが、違和感は全くありません。

ちなみに昔、ドゥカティ1198を試乗した時なんかはサスが呆れるほどガチガチに固めてあって、
ハンドルを押してフロントフォークを縮めようとしても5mmぐらいしか動かず、
コーナーでアンダーが酷くて全く曲がらないのには凄く焦ったものですが、
パニガーレ(2気筒)になってから普通の硬さのサスになって凄く乗りやすくなっています。
https://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/28098234/

とは言えドゥカティのバイクなので、国産バイクのように簡単に曲げることは出来ません。
今回のパニガーレV4も街乗り程度のスピードでは結構操縦性に癖があり、
フロントタイヤが巻き込むように切れて勝手にバイクが立ってしまいます。

こう言う挙動を見せるバイクの場合、
体を大きくハングオフさせるとハンドルの反力がニュートラルになる角度があるので、
DUCATI 998sを所有していた時などは腰をかなり落としてコーナーリングしていたんですが、
パニガーレV4は凄く立ちが強いので腰を思い切り落としてもニュートラルにならず、
常に曲がる方向とは逆向きにハンドルに力を入れ続けながら曲がる必要があります。

このようにフロントタイヤがコーナーリング中に切れ込む現象は、
タイヤの空気圧が低すぎるかタイヤが偏摩耗してしまった場合にも起きますが、
今回の場合はそのどちらも当てはまらないので、元々こういう癖のあるバイクなんだと思います。
2気筒のパニガーレに乗った時はこのような現象はありませんでしたので、
もしかしたら強すぎるステアリングダンパーの設定のせいかもしれません。



街乗りでのシート下からの熱量はかなりのものがあり、低温やけどに注意が必要です。
冬ですし、下に革パンを履いての試乗ですが、かなり熱いので少し股を開き気味にして乗ってました。
もし真夏で渋滞にはまったら、過酷な修行レベルの熱さになるのは容易に想像できますね。(^_^;)

誰もがパニガーレV4に乗ると、街乗りでは非常に乗りにくいバイクだと感じると思います。
2気筒のパニガーレならば、低速トルクも豊富で癖も無く街乗りでもちゃんと使えますので、
街乗り中心の場合は2気筒のパニガーレをおすすめします。

一般道での試乗はこのぐらいにして、高速での性能を確かめるために
近くを通っている東名高速道路を走ることにしました。
パニガーレV4は、ちょっとアクセルを開けるだけでどんどんスピードを上げます。
高速走行で大変驚きました。
なんと、街乗りでの扱いにくさが綺麗さっぱり全部消えた!(゜▽゜)
あんなに乗りにくかったパニガーレV4は、まるで別のバイクのように乗りやすくなりました。

素晴らしい剛性感でフレームのヨレも全く無く、
外乱にビクともしない上質な直進安定性を持っていますし、
1mmの狂いもなく狙ったラインをトレースするような正確無比な精度があります。

導入路にあるカーブもちょっと元気に走ってみましたが、
スピードが上がればコーナーリングの嫌な癖も全く無くなって、
完全にニュートラルステアになり、リアの接地感にも絶大な安心感があるため、
クリッピングポイントを過ぎたらレーシングマシンのようにアクセルをガンガン開けて行けます。


写真はイメージです。(笑)

高速道路では、街乗りの乗り難さからはまったく想像出来ないほど素晴らしいバイクに変身しました。
まるでジキルとハイド。 ちょっと変わりすぎ~。(笑)
こんなに良いバイク私は乗ったこと無いです。
たぶん、ドゥカティは100km/h以下の走行テストなんかしてないんじゃないかな・・・?(・_・;)

さて、いよいよ高速道路で全力加速を試してみるために
前後の車がいないことを確認してギアを1速に下げます。
なぜなら法定速度内では高速道路であっても
1速じゃないと13,000rpmのパワーバンドに入れることが出来ませんからね。



さあ!アクセルをガバッと開けーうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(゚〇゚ ;)!

・・・・・・・・・・・・・!!

マジか・・・・・。マジなのか・・・・・。(・_・;)

このバイク超超超超~~~速いです!!!
いや、速いとか言うレベルじゃないです!本当にヤバイです!
こんなの絶対一般人に売っちゃダメです。死人が出ます!いや本当に。

今まで自分が乗ったことあるドカは、998s、848、1198、1199パニガーレ(2気筒)があり、
それぞれ全開加速をしたことがありますし、1199パニガーレ(2気筒)も
高速道路で簡単にウイリーするほど速かったですが、十分理解出来る速さでした。
でもパニガーレV4の加速は、ちょっと理解出来ないほど凄まじいです!
マジで死の恐怖があります・・・。   たぶん公道でこのバイクを乗ってて
13,000rpmのパワーバンドで全開に出来る人ってほとんどいないんじゃないかな?(^_^;)
たぶん1000馬力オーバーのスーパーカーでも、この加速には付いてこれないと思うぞ。
自分が運転した中で間違いなく最速の乗り物だ!(゜▽゜)

ドゥカティはとうとう、とてつもないバイクを作ったようです。
恐ろしく妖艶で、麻薬のようなスピードを持っています。
例えるならば、火薬満載の最新鋭の兵器に生身でまたがっているような危険な匂い。

今度から、パニガーレV4に乗っている人を見かけたら、
十字を切ってライダーの無事をお祈りすることにします・・・。†m(u_u)m


GoPro動画はなぜか最初しか映ってなかった~。(T-T)

こちらは本来の使い方。(参考動画) DUCATI PANIGALE V4 S バレンシアサーキットテスト

2018年11月17日土曜日

コルベット売ります!(^ω^)

一生に一度のスーパーカー購入計画は、コルベットを所有することで無事に達成し、
大変満足しましたし充分に幸せな時間も過ごせたので、
当初の予定通り価値があるうちに売ることにしました。(^ω^)

お店よりかなり安くできますので、
欲しい人は実験工房Sekiaiまでメッセージをください。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P29680401
低走行で間違い無く極上車と言える個体だと思います。



ガリバーフリマに登録してありますので、欲しい人は是非よろしくお願いします。m(u_u)mぺこ
ちなみに、1年3ヶ月前に715万円で購入した車です。
https://gulliver-frima.com/search/others/corvette/detail_261116

2018年11月14日水曜日

スーパーセブンのヒーター外して塗装



ヒーターを一度も外したこと無かったので外してみたら、
あちこち塗装が浮いて錆びていたので塗り直すことにしました。(^ω^)



外した後も少々汚らしいので磨きます。
スカットルの下に塗ってあった汚いシリコンも全部撤去することにする。

セブンのボンネットは穴だらけだから当然雨が入ってくるし、
ヒーターの下にこんな大穴が開いてるんだから、
シリコン防水しても意味が無いんじゃないかな?と思ったので塗らないことにする。

そもそも雨の日は絶対ガレージから出すことが無いし、
雨降りで足元が濡れるのは当たり前の車なのであ~る。(笑)



適当に磨いて、そこそこ綺麗になりました。(゜▽゜)



半ツヤ黒のウレタン塗装を吹いて、同時点火用のコイルを取り付けました。



下回りのフレームも、塗装が浮いてサビが出ていたので余った塗料で筆塗りしました。



これで何年かは持つでしょう。



ホーンも薄汚れていたので塗装してみました。
古い車のエンジンルームが綺麗になると楽しいですね。(^ω^)

2018年11月13日火曜日

世界一過酷なエンデューロ エルズベルグロデオ

世界で最もイカれたオフロードバイクのエンデューロレース、
それがエルズベルグロデオです。完走率1%とからしい。

崖登りは、まるで阿鼻叫喚の地獄絵図です。(^-^;)
骨折ぐらいで済んだら良いほうじゃないかな?
本人たちは好きでやってるんだと思うけど、私は遠慮しておきます。(笑)



2018年11月10日土曜日

コルベット スティングレーができるまで

C7コルベットを運転している時は、凄くハイテクな車に乗っている感覚がありますが、
製作工場の動画を見たら想像以上にハイテクで驚きました。
まるでロボットアニメを見ているようです。(^-^;)

シボレーコルベット スティングレーができるまで
ドリームカー誕生 (フル) | 期間限定公開 (ディスカバリーチャンネル)
https://www.youtube.com/watch?v=Ipgz3TFB01w
https://www.youtube.com/watch?v=Ipgz3TFB01w

2018年11月2日金曜日

HONDA NS500 エンジン始動 [フレディ・スペンサー車]

MotoGP日本グランプリに行った時に、
あのNS500のエンジン始動イベントをやっていました!(゜▽゜)


煙を吐いて咆哮する2ストエンジンは、どこか生物のような感じがして好きですね~。
フレディ・スペンサー、ケニー・ロバーツなど、当時のGPライダーは私のヒーローでした。(^ω^)

まさか 将来、自分がこのようなバイクのパーツを作る仕事をするとは思っていませんでしたが・・・。(^-^;)

2018年10月25日木曜日

2018年10月22日月曜日

2018MotoGP第16戦日本GPを見てきました~(^ω^)

ツインリンクもてぎで車中泊して、土曜日と日曜日に観戦してきました。
いや~面白かったですね。(^ω^)
撮ってきた動画は後で編集してアップしますが、まずは軽くレポートなど・・・。



ピットウォークで目前でエンジンがかかるとその迫力に圧倒されます。
本物感が半端ない。音が大きいだけじゃなく、
まるでバイク全体からビリビリとしたオーラが発せられるような感じがして、
公道を走っているレプリカとは全く違うモンスターであることが良く判りますね。



世界中でバイク人口がどのぐらいあるのか知りませんが、
その中の頂点に位置する一握りのトップライダー達です。
当然、全員が物凄いライディングテクニックを持っています。

まず感じたのはウォームアップ走行でさえ、彼らは本気で攻めて走ってるってこと。
抜きつ抜かれつの本気のバトルをしながらタイヤを滑らせ限界で走り続けます。
外から見ていると決勝レースと何も変わらないように見える。
スゲーな・・・(^-^;)



一番驚いたのがMoto2の突っ込み!(゜▽゜)
ほぼ全員がブレーキングドリフトで斜めになって侵入する。
そして後輪がスライドしたままフルバンクまで持って行き、
そのままクリップに付けて何事もなく立ち上がる。
ウォームアップから毎周これをやってる。(^-^;)
どうなってんのこれ?なんで転けないの?

上の写真でも判ると思うけど特にKTMの2台が凄くて、
逆ハン切ってるんじゃないかと思うぐらい派手にスライドさせる。
ちなみにブラックマークで判ると思うけど、矢印が後輪が進んでいる方向。

なぜかMotogpクラスや、Moto3クラスではここまで派手にリアをスライドさせない。
Moto2が一番ブレーキングドリフトが派手なのは、たぶんこれが一番速いからだと思う。



ツインリンクもてぎでレースを見たのも初めてなんですが、ちょっと問題が多いような感じ。
典型的なストップ・アンド・ゴーのサーキットで、ほとんどのコーナーが直角で単調だし、
オーバルのインフィールドは人が入れないので見ることが出来ません。
グランドスタンドも遠すぎて役に立ってないし、なんでこんな設計にしたんだろう?

一通り見れるところは回ったんですが、その中でもダウンヒルストレートエンドにある
90度コーナーZ席(Z2)の最前列が、もてぎ一番の特等席だと思います。
ここは勝負どころだし、バイクと凄く近くて迫力がありオススメです。(゜▽゜)
次回行く人がいたら参考にしてください。