2016年11月13日日曜日

テスラ・モデルS P85Dに試乗したのでインプレ

新進気鋭の電気自動車メーカーであるテスラは
車関係者の評価も高く、私としてもとても気になる存在です。
そこで、最強モデルをディーラーで試乗してみることにしました。(^ω^)
(今はその上にP100Dと言うさらに凄いモデルが出たらしいです)



写真で見ても分かる通り、とてもカッコ良いと思います。
各メーカーが売っている電気自動車としてはピカイチのデザインでしょう。
こんなのを見ると日産リーフもこんな形だったら今の3倍、いや5倍は
売れたろうなーと思ったりして・・・。(^-^;)



インテリアは巨大なタッチスクリーンが凄い迫力です。
ボンネットロック解除までタッチスクリーンで操作するのに驚きました。

ハンドル周りのレバーやシートのボタンはメルセデスの物が使われていて、
いつも乗っているCクラスと同じ感じで操作が出来ます。
半自動運転はベンツEクラスとほぼ同等のものが付いていて、
将来アップデートで完全自動運転になる予定だそうです。(何年かかるかはまだ不明)



セレクトレバーを操作し、アクセルを踏むと音も無くスルスルと走り出します。
駐車場から通りに出た所でこの車の性格が分かりました。
「ほ~。いいクルマだ・・・」

この車は体幹をしっかり鍛えてあるかなりのガッチリ系です。
ふんわり柔らかいフィーリングの車ではありません。
メルセデス・ベンツのCクラスにちょっとフィーリングが似ていますね。
スポーツカーの車体に乗用車のボディを被せた感じ。
路面の接地感も大変良くハンドルの手応えもしっかりしていて、
運転していて安心感があります。



モーターやバッテリーなどの重量物は全て床下にある上に、
トレッドも広いので車体が物凄く低重心で安定しているのが良く判ります。
シャシ性能は素晴らしく良いです。
ディーラー試乗なので、攻めた走りをしたわけではありませんが、
フレームがしっかりしていて足回りの設計も優れているので、
この車はかなりのコーナーリング性能を隠し持っていると思います。

アクセルを床まで踏むと、
ちょっと経験したこと無いような異常な加速が襲います。
これはまさに500馬力級のスーパーカーの加速力ですね。(@。@;)
リッターオーバーのメガスポーツバイクの全開加速を
経験した人は分かると思いますが、まさにそんな感じです。

しかも、四輪駆動ですし強烈なトラクションを持っているので
ホイールスピンをするわけでもなく、
無音かつ無振動のまま強烈な加速Gが襲うので
ちょっと脳が混乱したことと、血が後ろに全部移動したのか
クラッとめまいがしました。(笑)

私はテスラ・モデルSを大変気に入りました。(^ω^)
ただし、いくつかの欠点もあります。

まず内装の質感がそれほど良くありません。
メルセデスと同等までとは言いませんが、
高い車なのでもうちょっと高級感が欲しいですね。



特に、ルーフの1センチぐらい開いた隙間から内部に塗ったシリコンシール剤が
思いっきり見えてるのはちょっと・・・。(^_^;)
あと、室内のビビリ音が消しきれていない部分も気になりました。

立ち上げたばかりのメーカーで
人材も揃っていないので無理はないと思います。
大メーカーと比べるとテストドライバーも少ないと思われ、
走り込みも十分ではないのでしょう。

ちょっと大雑把な所もありますが、
これはモデルチェンジを勧めていけばドンドン良くなると思います。
世界中にある大メーカーが自社設計で売り出した第一号の車を考えると、
100点あげてもいいぐらいの出来だと思います。

今の時点でドイツなどの一流メーカーが作る1千万円級の
高級車と同等のレベルにあるとは思いませんが、
テスラ社の勢いは凄く感じますし元気もあります。
車業界がEVにまっしぐらに進んでいる以上、
これから急速に伸びる会社じゃないかと思います。(^ω^)

2 件のコメント:

  1. 今年になっても、まだ作りの良くないところがあるというのは残念ですね。
    加速とかは虜になりそうで、マンションの駐車場で充電できるなら買いたいと強く思ってしまいましたけど (笑)。

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    1. 思ったより粗の目立つ車だったのが残念ですね。(^-^;)
      車体設計は素晴らしいと思います。

      普通の乗用車の価格で買えるテスラモデル3は
      発売予告で予約が殺到したらしいですね。

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