2016年11月20日日曜日

日産GT-R(R35)に試乗したのでインプレ

言わずと知れた日本が誇るスーパーカーの日産GTRです。(^ω^)

何年も前から試乗したいと思っていたのですが、
ネットをどんなに調べても試乗できる所は見つけられないため
ほとんど諦めていたんですが、日産本社に電話したら
試乗できるディーラーを調べて教えてくれました。



GTRを試乗できるディーラーはほとんど無いため、
全国から試乗者が沢山来ると通常業務が出来なくなる恐れがあるらしく
試乗できるディーラーをここでは公開することが出来ません。
GTRの購入希望者などで試乗をしたい方は、
私のように本社に電話して試乗できるディーラーを聞いてくださいね。

ちなみに、たまに日産グローバル本社ギャラリーで試乗出来るイベントがあるらしいです。
https://nissangallery.jp/ghq/shijyou_201605/
(現在このイベントは終了しています)

スペック
GT-R Black edition 3800cc V6DOHCツインターボ 570馬力 4WD 重量1760 kg 1200万円

さて間近で見たGTRは迫力があり、車から発する独特のオーラがあります。
日本車ではこんなオーラが出てる車は他に無いと思います。



シートは日本人体型にピッタリでスポーツ車らしく適度にタイトで、
包み込むようなフィット感がありかなり良いですね。



メーターと一緒に上下させることが出来るハンドル調整は、
ストロークも大きくポジションはバッチリ決まります。

エンジンをかけると「ウワン、ボーーー」とチタンマフラーからかなり勇ましい音がします。
エンジンの振動は特に消すような努力はしていないらしく、
ハンドルにジーンと言う振動が伝わってきました。
思ったよりかなりハードな性格の車であることが判りますね。

さっそくソロソロと走り出しますが、
ハンドル操作はかなり軽くて「あれ?イメージと違うな」と感じました。
私の好みとしてはCクラスのスポーツモードぐらい手応えがしっかりある方がいいのですが、
スタッフさんに聞くと高速になると自動的に重くなるらしいです。



足回りはコンフォートモードにしてもかなり硬めで、
ランフラットタイヤと言うこともありゴツゴツと路面の凹凸を良く拾います。
遮音も最小限なのか走行中の音も結構入ってきます。
ただ、これでも初代モデルよりもずいぶんコンフォートよりになったらしいですね。
「初代の乗り心地は凄かったですよ~」とスタッフさんに教えていただきました。(^-^;)

路面の接地感は素晴らしく、ガッチリした車体剛性によりタイヤの上下動が良く伝わってきます。
しっかりと4つのタイヤが接地している安心感は日本車では随一かもしれません。
良く出来たドイツ車に近く、素晴らしいシャシー性能を持っていると思います。

そう言えば、最近私はニュルで開発した車かどうか試乗で判るようになりました。(笑)
やっぱり限界性能が非常に高い車は、乗っていても安心感が全然違いますね。



さて、いよいよフルスロットルを試してみます。
パドルでギヤを下げアクセルをガバッと踏み込むと、
まさに500馬力オーバーの加速Gが運転者を襲います。
「うぉぉー速い!」(゜▽゜)

ちょっと乾きはじめのハーフウエットだったこともあり、
前後輪ともに1秒ぐらいグリップを失いホイールスピンしましたが、
コントロールは非常にやりやすいため
そのままフルスロットルを続けても不安感は全く無く絶大な安心感があります。
おそらくサーキットでの限界コントロールも非常にやりやすい車だと思います。

GTRは私が思ったのと違い、かなり荒削りで硬派な車であることが判ります。
国際サーキットでタイムを出すために最適化された硬い足回りと、
室内で感じるエンジンの音と振動などを見ても、
街乗りでの上質な快適性などはあまり重視していません。
でも、それでこそ「本物のGTR」と名乗れるのかもしれませんね。
毎日の乗用車として使いたいという人にはまったくお勧め出来ません。

BMW M3などは対象的に
日常での極上の上質感を持ちながらも速い車を目指していますが、
GTRとは最初のコンセプト段階からまったく異なる車であることが良く分かります。

GTRはストイックにサーキットで0.1秒のタイムを削るための男の仕事場という感じ。
バイク乗りには昔から良く言われる「男・カワサキ」と言う言葉がありますが、
まさに「男・GTR」と言えます。「オンナ・子供はお断り」と言う感じの車ですね。(^ω^)

ちなみに、ニュルブルクリンクを走る時は
サスをもっとずっと柔らかいセッティングにするそうです。
サーキットではなく主に峠を走りたい人は
ニュル仕様のセッティングをチョイスした方が良いと思います。

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