2016年5月8日日曜日

メルセデス・ベンツ Cクラス 驚きの高速走行インプレ(゜▽゜)



ゴールデンウイークは帰省のため、神奈川から青森県八戸市まで
ベンツCクラスワゴンで高速道路を往復1500km走破しました。
メルセデス・ベンツの高速走行は素晴らしいとの評判がありますから楽しみにしていたんですが、
はっきり言って想像をはるかに超えていましたね!(゜▽゜)

この車で高速を走ってまず感じるのはスピード感をあまり感じないことです。
100km/hでエンジン音は全く聞こえないですし遮音性も高く振動も無いために、
メーターを見ないと何キロ出ているのかよく分かりません。

追い越し時にちょっと深くまで踏み込んだら、スピード感が無いまま1■■km/hも出ていてかなり焦りました。
そのため頻繁にメーターをチェックして制限速度をオーバーしないように気をつける必要があります。
出来ればヘッドアップディスプレイのオプションは欲しかったですね。
ちなみにカタログによるとCクラス(2000ccモデル)の最高速は235km/hらしく、
ドイツ本国では200km/hのスピードで巡航するのは普通らしい・・・。(^-^;)



また国産の大衆車などの多くは高速道路を走る時に
ハンドルの小さな修正舵で方向を微調整しながら真っ直ぐ走らせるものですが、
ベンツCクラスの修正舵は完全に「ゼロ」であり全く必要ありません。
ハンドルを真ん中にしていれば定規で引いたようにビシっと真っ直ぐ走ってくれます。
私はこの直進性が欲しくて欧州車を買ったようなものなので大満足です。(^ω^)

高速道路の緩やかなコーナーは視線を向けるだけで曲がっていきます。
それほどステアリング系の遊びが無くハンドリングはダイレクトと言うことなんですが、
中心付近のステアリングギヤ比は穏やかに設定されていて過敏すぎることも無く、
しっとりしていて心地良く疲れにくい絶妙な味付けになっています。
それ以上にステアリングを切ると、ギヤ比がクイックになり非常に俊敏なハンドリングを見せます。

周囲に車が全くいない時に少々素早いレーンチェンジを何度か試してみましたが、
低車高でワイドなスポーツカーのように、ほとんどロールを感じさせること無く大変クイックなレーンチェンジをします。
リアも剛性感たっぷりにフロントに追従し、ブッシュのたわみによるボディの振られもすぐに収束します。
特にリアサスのしっかり感はBMW Z4よりもずっと上だと感じました。
Cクラスのシャシ性能の高さには乗るたびに驚かされますね。
もう、「うーん」と言って舌を巻くしか無いです・・・。

参考動画 ベンツC vs スカイライン(ダブルレーンチェンジ編)
https://www.youtube.com/watch?v=hOk_awYXJg0#t=40s




高速道路での車の挙動や特性は大体分かったので、
いよいよ話題の半自動運転(ディストロニック・プラスとステアリングアシスト)を試してみましょう。
やり方はとても簡単で、クルーズコントロールレバーを手前に引くだけです。
これでドライバーはアクセル操作・ブレーキ操作・そしてなんとハンドル操作!からも開放されます。
「人工知能が自動的に車を操縦する」という初めての感覚に私は驚愕しました!!(@。@;)



数多くのレーダーセンサーとステレオカメラは周囲の車両の動きと白線を分析し、
高度な人工知能により車は自分で車線をキープしつつオートマチックに運転します。
このシステムを作動させると、ドライバーは高速道路を走る緊張感からも開放されるため、
シートバックをややゆったり目にしてオットマンを出せば、
家のソファーでくつろいでいるのと感覚的にはあまり変わりません。(笑)
これを一度味わってしまうと、もう自分で運転して長距離移動をしようとは思えなくなります。

またメルセデス特有の「車に守られている感」は高速道路の走行でますます大きくなりますので、
疲れは普通の車の半分ぐらいだと感じました。
自動的にレーンキープしてくれる関係で、
横風が吹いてもハンドルがとられることがほとんど無いと言うことも分かりました。

Cクラスのインテリジェント・ドライブシステムは素晴らしく良く出来ていて、
前方に割り込まれれば、じわりと優しくブレーキをかけて車間距離を保とうとしますし、
前方が開けばスムーズに優しくアクセルを開けて設定速度まで加速します。
ハンドル操作も人間では再現不可能なほどなめらかで上質感たっぷりです。

スムーズでジェントルな運転については私もかなり自信があったのですが、
Cクラスの自動運転の上質感には全くかないません。恐れいりました。(笑)
メルセデスは自動運転プログラムでさえ上質感に徹底的にこだわって作りこんでいるようですね。



一応、半自動運転なのでハンドルを握っていないと15秒ほどで警告が出てオフになっちゃいます。
はじめはハンドルにタッチセンサーが付いているのかと思いましたが、
ギュッと握っていてもハンドル操作をしないと警告が出るので、どうやらハンドルの回転力センサーのようですね。
ですから15秒ごとに自分でハンドルをほんの僅かに動かしてあげるとシステムがオフにならないです。

自動運転を使って長距離ドライブすると眠くなるかな?と思っていたんですが、
私の場合は全く逆で大変大きなカルチャーショックを受けたことと、
沢山のセンサーと立体カメラ映像の解析処理、
コントロール系の複雑で緻密な制御システムのことを考えるだけで興奮してしまい、
ドンドン目が冴えてきたので居眠りとはまったく無縁でした。(笑)

ちなみに、C200ワゴンの高速道路での燃費はメーター読みで16.5km/Lぐらいでした。
C180ならもう少し良いと思います。

セダンの中古ならそんなに高額ではないので、
マイカーの買い替えを考えている方は是非Cクラスを候補に入れておくことをオススメします。
きっと極上の車生活を送れますよ。(^ω^)  ↓
http://www.carsensor.net/usedcar/bME/s004/f004/index.html?SORT=2

2 件のコメント:

  1. BENZの走りに完全にヤラレましたね!(今まで生きていて良かった)

    私もそうでしたが、初めてベンツに本気で乗ると、その次元が違う走りにショックを受けるはずです。
    しかも品質のばらつきはある程度仕方が無い量産車で、この性能を出してくるのが信じられない。
    ベンツは各車種で利益が上がる堅実なプライシングをしていますから、予算にゆとりがあるかもしれないのですが、それでもこの性能でこの価格は大バーゲンプライスです。
    燃費は良いけど走りは悪かろうの選択は決してしていないのです。
    ベンツのCMで印象的な言葉があります。
    「ベンツは自動車を世界で初めて作りましたが、自動車を売っているだけではありません、愛される自動車のある人生を用意しています。」
    まるでベンツのセールスプロモーションのようですが、私はベンツとは何の関係もありませんし、私の愛車は現在2000年製の「インプレッサWRC」です。
    数年前まで自動車を何台も社有していた時にはベンツを7台乗り継ぎました。

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    1. 青衣さんこんにちは。(^ω^)
      「次元が違う走り」と言う表現は全くその通りだと思います。
      50~60km/hの街乗りでもベンツCクラスの素晴らしさはしっかり感じられるので、
      先日はあまりの凄さに呆れ返って思わず「クククッ」と変な笑いが出たことがあります。(笑)
      さすが世界カーオブザイヤーなど7冠を達成した車だけのことはあります。

      たぶん国産メーカーが巨額の資金を使ってベンツのコピーを作っても、
      このような見事な乗り味にはならないと思います。
      きっとメルセデス・ベンツには卓越したマイスターがいて、
      高級車作りには門外不出の魔法のレシピが存在するのでしょうね。

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