説明書に指示された数値とだいぶ違ってきているので、根本的に間違えている可能性もあると考え、
一度ノーマルの状態にリセットしてもう一度やり直してみようと思いました。
KTM 350 EXC-Fの説明書に指示されているセッティングをそのまま行うと、
フロントはガチガチに固くなり、リヤは減衰が非常に弱くボヨンボヨンのサスとなります。
KTMは世界一のオフロードバイクメーカーですから、
世界トップレベルのライダーがテストやセットアップを行っているはずで、
この一見チグハグに見えるセッティングもきっと意味があるはず・・・・・・?(^_^;)
で、走ってみました。
あ、えーと・・・・・・・・。
そんなはずは・・・・・・。(・_・;)
うーん・・・・・・・・・・・
やっぱりこのセッティング、凄く走りにくいよぉ・・・(´ε `;)
フロントは説明書の指示の中で一番弱いコンフォートにセッティングしても、
とにかく固すぎて接地感がありません。
コーナーのちょっとしたギャップでフロントがアウトに「ダダダッ」と逃げます。
また暴れるフロントを何とか抑えようと腕に力を入れてしまうので、
あっという間に腕が上がってしまって、ちょっとビックリしました。
こりゃ駄目だ。素直に負けを認めます・・・。
私、このセッティングで走るの無理です。(T-T)泣
ダンパーをコンプレッション・リバウンドとも2クリック弱めたところ、
比較にならないほど走りやすくなりました!
接地感が増えギャップにふられることもなく、いわゆる猫足になりました。
以前と比べると、まるでオンロードを走っているように荒れた路面を楽々走破出来ます。(゜▽゜)
走った感じでは、コンプレッション側はもっと弱めてもいいみたい。
そしてリヤですが、説明書のセッティングでは
やっぱり減衰が弱くボヨンボヨンなので走りにくいです。
大きなギャップを通過すると、かならず一回ボヨーンとお釣りが来ます。
走行中リヤはいつもフワフワ動いていてアクセルを開けられないですし、気持ち悪いです。
こちらも完全に自分の負けを認め、リバウンド側のダンパーを3クリック強めました・・・。
こんどはお釣りが来ることもなく、ガンガンアクセルを開けて行けます。
ウォッシュボード状の連続したギャップがあっても、
バイクの中央に中腰で立ってアクセルをワイドオープンにするだけで、苦も無く走破してくれます。
やっぱりKTM EXC-FのWPサスペンションは天下一品です!素晴らしいサスだと思います。
もうね、お話しにならないほどこちらのセッティングの方が速く走れますね。
ヘルメットの中でニヤけて来ました。(笑)
説明書のセッティングで走る自分自身を周回遅れに出来るほどスピードの差があります。
で、説明書に書かれた謎のセッティングなんですが、
私が思うに開発時と量産時でサスの仕様が変わったんじゃないでしょうか?
そうでないとちょっと説明がつきません。
あるいは、KTMのテストライダーは
私の想像も及ばない特別なテクニックで走っているとか???(・_・;)
説明書のセッティングとMyセッティングの比較表
コンプレッション
|
リバウンド
|
プリロード
| |
フロント
|
(クリック開け)
コンフォート 24
スタンダード 22
スポーツ 20
Myセット 28
|
(クリック開け)
コンフォート 22
スタンダード 20
スポーツ 18
Myセット 24
|
(回転締め)
コンフォート 1
スタンダード 2
スポーツ 2
Myセット 0(最弱)
|
リヤ
(高速側)
|
(回転開け)
コンフォート 2
スタンダード 1.5
スポーツ 1.25
Myセット 1.25
|
--------------------------
|
リヤのプリロードは
サグで合わせ
|
リヤ
(低速側)
|
(クリック開け)
コンフォート 25
スタンダード 20
スポーツ 15
Myセット 15
|
(クリック開け)
コンフォート 28
スタンダード 24
スポーツ 22
Myセット 19
|
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