プリウスG'sはトーアウトなので高速道路の直進安定性がいまいちなのです。
G'sだけトーアウトに設定されているのは、スポーツタイプとしての
運動性向上のためなのかもしれませんが詳細は不明です。
私は年に数回、帰省のため高速道路での10時間以上のドライブをするので、
直進安定性は非常に重要なんです。
車線をキープするのに気を使うハンドリングだと疲れますからね。(^-^;)
そこで、トーインを自分で調整し直すことにしました。
私のプリウスG'sのトーインを測ってみたところ、2mmのトーアウトが付いていました。
トーインの測定方法は、インテルさんの整備手帳のページを参考にしました。
インテルさん情報有り難うございます。o(^-^)o
http://minkara.carview.co.jp/userid/757612/car/748037/1428010/note.aspx
(慣れればハンドルを切らなくてもできます)
人目を気にしなければ、コンビニの駐車場でも調整出来ますよ。(笑)
ちなみに左右のタイロッドを1/4回転させると、トーインが1mm変わるようです。
ハンドリングと燃費や走行ノイズを考慮すると、
自分的にはトーイン1mmが一番走行フィーリングが良いと感じました。
今度は直進性もハンドリングもバッチリで、
高速道路100km/hでの車線キープも指一本で楽々ですよ。(^ω^)
スーパーセブンも自分でトーイン調整していますが、色々試した結果
トーインによるハンドリングの影響は大体以下のようになるようです。
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*過大なトーイン
ハンドルが重くなり、ニュートラル付近の不感帯が非常に大きくなる。
路面の轍に取られやすく直進性不安定。走行抵抗は非常に大きい。
タイヤの外側から内側へ向かってササクレが発生する。
*適度なトーイン
素直でハンドルの戻りも良く、シットリ感があって大変運転しやすい。
直進性は非常に良好で、高速道路の車線キープもラクラクである。
轍に取られることもなく、ハンドリングは弱アンダーで長時間でも疲労しにくい。
*トーイン0mm
ハンドルが軽くなり、操舵感がかなり敏感になる。
戻りがやや悪くなり、ニュートラル付近の不感帯がほとんど無くなる。
ロードノイズが減少し、走行抵抗が最小になりどこまでも転がるようになる。
(プリウスの低燃費記録には最高のセッティングか?)
*少しトーアウト
ニュートラル付近の不感帯は0mm設定に比べると少しあるが、
コーナーリング初期の反応が多少早くなる。
直進性はやや悪くなり、高速道路100km/hでの車線キープに気を使う必要がある。
公道走行でメリットはあまり感じない。(スポーツ走行用のセッティングか?)
*過大なトーアウト
直進時でも非常にフラフラした不快感のあるハンドリングになる。
ハンドルが激しく轍に取られる。走行抵抗は非常に大きい。
タイヤの内側から外側へ向かってササクレが発生する。
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トーイン測定はタイヤ左右の縦溝の距離をメジャーなどで測るだけなので、
簡単ですから一度やってみることをお勧めします。
ちょっといじるだけでハンドリングがかなり変わります。
プリウスの燃費を重視する方なら、
トーイン0mm設定を一回試してみる価値があると思います。
走行抵抗が減って凄く転がるようになりますよ。
ややハンドルが敏感になりますが、走行安定性にも特に問題はないです。
ロッドに印をつけておいて気に入らなければ元の位置に戻せばOKです。
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追記
トーイン調整の方法
もしプリウス標準設定のトーイン2mmになっていると仮定すると、
左右のロッドを半回転ずつ短くするとトーイン0mmになるはずです。
20度ぐらいゆるゆる動くのはタイロッドエンド内のボールジョイントの遊びなので、
どの位置でも問題はないですが、真ん中(10度)ぐらいに合わせておくといいでしょう。
http://www.nagisa-auto.com/products/ueo_style/image/sp_tierod_end_2.jpg
正確なトーインの測定手順はこちらをご覧ください。
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