2018年8月28日火曜日

プリウスで燃費リッター30kmを超える運転方法

30プリウスの実燃費を調べると20km/L前後の人が多いようなので、
30km/Lを超えるための低燃費運転方法をここに書いておこうと思います。
特にタクシーや営業など仕事でプリウスを使っている方は、
この運転方法で非常に大きなガソリン代の節約になると思います。

私の場合、平均燃費はメーター読みで35km/Lぐらいです。
走行エリアは神奈川の厚木付近ですが、東京23区内も同じ燃費で走っています。
おそらく大都市圏にお住みじゃない方は、これ以上の燃費が可能と思います。
(8月の燃費が悪いの は、お盆に帰省するため高速道路をハイスピードで走ったからです)
月別燃費


大きなサイズの説明図はこちら http://sekiai.net/others/PRIUStnp.png



ポイント
トヨタハイブリッド車は走行中にエンジンを止めることが出来るため、
普通の車とは低燃費運転方法が違います。
燃費が思うように良くならない方は、一般的なガソリン車と同じように
次の信号停車までアクセルを踏んだまま走っていませんか?

また、一般的な低燃費運転と言われている「ふんわりアクセル」は
トヨタハイブリッド車には適合しません。
重要なのは、アクセルを開けずにトロトロ加速してゆっくり走ることではなく、
巡航速度まで数秒で加速したら即座にエンジンを止めることです。


基本的なプリウス低燃費運転方法
(EV 走行はスイッチで切り替えるのではなくアクセルを緩めることで行ってください)
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信号発進時は周りの車と同じ加速でOKです。
インジケーター100%前後のアクセル開度で法定速度まで数秒で加速します。
(パワーゾーンに半分ぐらい入っても燃費に悪影響はありません)
その後すぐにアクセルをいったん戻してエンジンを止め、
次の信号減速時までインジケーター25%以下のEV走行を行います。
(バッテリーレベルが3以上ある場合)

バッテリーレベルが2になってしまった場合は充電が必要なので、
エンジンで少しゆっくり目に加速し、巡航速度を少し超えたら
インジケーター5%以下の非常に弱いEVで距離を稼ぎます。
この繰り返しでしばらく走っているとバッテリーレベルが3以上に回復します。

信号に捕まること無く順調に流れている道路では、
インジケーター25%前後のEV走行と
75%のエンジン走行(じわじわ加速させる)の繰り返しになります。
エンジン走行時は、必ず少しずつ加速するアクセル開度にしてください。
そうしないと、いつまで経ってもEV走行に切り替えることが出来ません。
路面の微妙なうねりを良く見て、登り坂ではエンジンをかけ
下り坂では惰性走行(滑空)か弱EV走行を行うと良いです。

ダラダラした登り坂が続く場合は、インジケーター45%位のEV走行と
100%位のじわじわ加速させるエンジン走行の繰り返しになります。

長い下り坂はブレーキを僅かに踏み、回生ブレーキで充電しつつゆっくり降ります。
出来るだけゆっくりゆっくり長い時間かけて降りた方が電力が沢山溜まりますが、
もちろん後続車がいる場合は自重してください。

信号停止時などのブレーキは、回生充電を最大限にするため
出来るだけ長い時間均等に減速するように踏む力を調整してください。
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特に重要なポイント
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*低燃費タイヤを履かせ、空気圧は指定より高めの260~280kPa位にする。
*システム起動後、Pのままアクセルをポンと踏んで約1分暖気する。
 (スタート時の意図しない大電力走行をしないため。1分間弱いEV走行はOK。)
*信号発進時は素早く加速して、数秒以内でエンジンを止める。
*一般道では、法定速度内で出来る限り速いスピードを長時間維持する。
*車間距離は広め(出来れば100m以上)取って無駄なブレーキを踏まないようにする。
*巡航時のエンジン走行の時は、常にじわじわ加速するアクセル開度にする。
*長い坂道の前なら(上り下りどちらも)バッテリーレベル2までEV走行してOK。
*登り坂は出来る限り時間をかけずに登り切る。(ただし坂道途中では無理に加速しない)
*下り坂はブレーキペダルを少し踏み、充電しながら長い時間をかけてゆっくり下る。
*低速走行を余儀なくされることが予想される場合はバッテリーを温存しておく。
*高速道路でEV走行を可能にするため、クルーズコントロールは76kmに設定する。
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やってはいけないこと
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*バッテリーを使いすぎることによる停止時のエンジン空回り充電。
*水温が低い状態で暖房を入れることによる停止時のエンジン空回り暖気。
*エンジン無負荷運転。(せっかくエンジンがかかっていても車を加速させないこと)
*登り坂をゆっくりトロトロ上がること。
*EVで無理に坂を上がったり走行中の車を加速させること。
*40km/h以下での動力走行。(低速走行はなるべく惰性で走る)
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低燃費運転と言うと、アクセルをなるべく踏まずに
ゆっくりトロトロ走ることと理解されている方がほとんどだと思いますが、
それは全く逆です!
本当の低燃費運転のコツは、ある程度スピードを出して走行し、
その速度を出来る限り少ないアクセル開度で長時間キープし続けることです。

簡単な例をあげてみます。
たとえば、A地点からB地点まで走行するとして、
30km/hの速度でインジケーター25%のEV走行をしている場合と、
60km/hの速度でインジケーター25%のEV走行をしている場合を比べてみると、
30km/hの方が2倍の時間がかかるため電力消費量が2倍になってしまいます。
これはエンジン走行時も同じ事が言えます。
単純計算で巡航時の燃費が2倍違うと言うことです。

ですから、素早く巡航速度までスピードを上げてすぐにエンジンを止め、
EVや滑空で出来るだけ速度をキープし続けた方が燃費が良くなります。

私の場合は、15km/h位までEVでトロトロ発進して、(時間にして2秒位)
エンジンをかけて加速、3秒~5秒後にエンジンを止め滑空か弱EVで巡航しています。
(エンジン加速は巡航速度が40km/hの場合が3秒位、60km/hの場合が5秒位になります)
つまり、制限速度が40km/hの道路の場合は、
次の信号停車までエンジンは3秒しか使っていません。

ポイント
私は周りの車に迷惑をかけないと言うことをいつも一番に心がけています。
後ろの車に最大限の注意をはらい、
常に周りの車と同じ加速をしていますし、同じ巡航速度で走っています。
大きな速度振幅運転もしていません。
おそらく外から見ると、私が低燃費運転をしているのは全く判らないと思います。
上記で示した通り、低速での動力走行は非常に効率が悪いので、
ゆっくり進む必要がある時は、惰性(滑空)走行をするか
ニュートラルで走行すると良い結果が得られます。
特に大きな店舗の広い駐車場内はニュートラル走行が効果的です。
(スピードが出ている時には、安全のためニュートラルに入れないでください)
プリウスの燃費はタイヤの転がり抵抗に非常に大きく左右されます。
通常のタイヤとAAAの低燃費タイヤでは、燃費が8km/L以上違うことがあります。
ツーリングセレクションはタイヤが低燃費タイヤではないので、
30km/Lを越える燃費を出すのはなかなか大変だと考えていいと思います。

特に燃費にこだわる人は、トーイン0mm設定を一度試してみることをお勧めします。
転がり抵抗がかなり少なくなり燃費が向上するのが実感出来ると思います。
(ちなみに、私は直進性も重視するのでトーインは1mm付けています)
http://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/33859924/

ポイント
ある程度のスピードが出たプリウスは、エンジンもモーターも使わず
惰性だけでビックリするほどの距離を走ることが出来ます。
平坦な路面で後ろにクルマがいない時に一度試してみてください。
特にAAAの低燃費タイヤでの惰性走行は驚異的です。
つまり後続車が無くて、このような走行が許される場合は
次の信号停車までアクセルを踏む必要は全く無いということです。
実際のところ、平坦路で低燃費タイヤならば40~50km/hまでエンジン加速し、
20km/hになるまで延々と惰性走行させることを何度も繰り返すことで、
プリウスはメーター読みでリッター65~70キロと言う驚くべき数値を叩き出します。
しかし、これは後続車のいる一般道では迷惑になるので、使うことはほとんど無いでしょう。
クローズドコースの低燃費競技ならば使えるかもしれません。

プリウスの基本的な低燃費運転方法の考え方は、
発進して数秒で次の停車までのエネルギーを貯め、
そのエネルギーを利用してエンジンを切ったまま
非常に長い距離を走り切ることにあります。
EVは走行している車を加速するために使わないでください。
EV加速は非常に効率が悪く、消費した電力を充電するためガソリンを多く使います。
基本的に加速は必ずエンジンで行い、EVは走行距離を伸ばすためにだけ使用します。

坂を登らなければならない場合は、
事前に路面のうねりなどを利用して下り坂で充分加速し、
その勢いをキープしながら登り切るといいでしょう。
上り坂の途中で加速することは出来るだけ避けましょう。
特に、EVでゆっくり坂を登るのは燃費には最悪の結果を招きます。

アクセルペダルの操作ですが、全身の力を抜き
リラックスした状態で軽くアクセルに足を載せ、
足首から先をアクセルペダルに軽くもたれ掛かるようにして操作すると
何時間運転しても疲れませんのでオススメです。

 バッテリーレベルは4以上では充電電流が減り、
エンジンを回していてもあまり充電されなくなるようですから、
レベル3~4以上の電力があったら走るために積極的に使いましょう。

ただし、バッテリーレベル2になっても電力を使い続けると、
燃費が著しく悪化する充電地獄が始まってしまいますので注意してください。
(充電地獄とは、電気の使いすぎによる信号待ちでのエンジン空回り充電のこと)
いったん充電地獄が始まってしまうと、その日の燃費は諦めたほうがいいです…。
そのため渋滞や細い住宅地、立体駐車場の上り下りなど
EV低速走行が予想される時は、
事前にバッテリーを出来るだけ温存する必要があります。

モード切り替えは、バランス的にノーマルモードが良いと思います。
エコモードで燃費が良くなることはありません。

パワーモードは、渋滞時など充電地獄の不安がある時に使うと
発進時はすぐエンジンがかかり、モーター加速が少なくなるため
バッテリーの電力が溜まりやすいのでオススメです。

電力は家に帰った時点でバッテリーレベル2になるまで使う方がいいです。
なぜなら次回出かける時はバッテリーレベルに関係なく強制的にエンジンが始動し
暖気+充電が始まってプリウスが電力を貯め始めるからです。



42kmL気温が29度位であればメーター燃費が40km/Lを超えることもあります。

プリウスに乗っていて、燃費が20km/L位の人は
この運転方法で必ず燃費が向上することを保証します。

アクアなど他のトヨタハイブリッド車でも低燃費運転方法は同様だと思います。
少しでも参考になれば幸いです。(^ω^)

私のブログはこちら
http://minkara.carview.co.jp/userid/687338/blog/c778172/

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