2014年3月22日土曜日

DUCATIリザーバタンクのプラスチック溶接を試みる

DUCATI 916シリーズのウイークポイントの一つに、
ラジエターのリザーバタンクがあります。


これは通常のリザーバタンクとは違いラジエターの一部として作られていて、
プラスチックにもかかわらず常に高温高圧にさらされているので、何年かすると必ず割れます。
もちろん国産のバイクなら、リコールなどで対策品に無償交換してもらうと思うのですが、
そこはそれイタリア産ですからそんなものありません。(笑)

私の998sもご多分に漏れず割れて冷却水が噴き出るようになったので、
修理することにしました。


リザーバタンクを取り外すためにはエアボックスを外す必要があります。
中のファンネルは手で掴んで反時計回りに少し回すと、
ロックが外れて簡単に抜き取ることが出来ます。


外したリザーバタンクの各穴を指で塞ぎ、
息を吹き入れてみると横の部分に亀裂が入っているのが判りました。

新品購入してもそんなに高いパーツではないですが、
ものは試しに今回はプラスチック溶接をやってみることにします。

ハンダゴテを熱して割れている部分に突き刺し、
熱で良く溶かしてグチュグチュにしてから
再び左右から寄せていって平らにならしていきます。


サンドペーパーでそれなりに成形しました。
ちょっと見た目がいまいちですが、フレームに隠れる部分なので全然OKです。

早速テスト走行してみます。


あれ・・・?

直ってないし・・・(笑)

通常のリザーバタンクならプラスチック溶接で修理出来ると思いますが、
高圧がかかる部分だと無理っぽいですね。
結局リザーバタンクを新品購入しました。(^-^;)
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