フルモデルチェンジしたAudi A4 2.0 TFSI quattroの
ステーションワゴン(Avant)に試乗しました。(^ω^)
スペックは2000cc4気筒DOHCターボ 252PS 車重1680kg 値段630万円です。
旧モデルは試乗したことがあったんですが、いかんせん基本設計が古いため
同価格帯のライバルである新型のベンツCクラスや、
BMW3シリーズの完成度には届かず、同条件で比べるのは酷でしたね。(^-^;)
新型Audi A4に乗り込み、
走り出して数メートルで素晴らしい上質感に驚きました。(゜▽゜)
旧モデルから格段の進化をしていますね!
きめ細かいビロードの上を滑るように走る感覚は
この価格帯ではもう驚くほか無く、ライバルのメルセデスCクラスを完全に超え、
Eクラスすら超え、あのSクラスに迫るほど素晴らしい乗り味となっています。
外界からのノイズやタイヤからの振動は上手く抑えられているため、
同乗者には大変喜ばれるセッティングとなっています。
反対にBMW3シリーズやベンツCクラスと較べると
ハンドルは軽くタイヤからのインフォメーションは薄く、
ステアリングギヤ比は大きめに設定されていて
操作にダイレクト感はあまりありません。
自分のCクラスの感覚でコーナーを曲がったところ、
舵角が足りなかったようで車線からはみ出しそうになって焦りました。(^-^;)
思ったよりも多くハンドルを回す必要があるため、
機敏なハンドリングを楽しむという性格の車ではありません。
その分コンフォート性やユッタリとした乗り心地に振った性格を与えてあるようです。
FFベースの車でフロント車軸の前にエンジンを積んでいることもあり、
重量物がフロントに集中してノーズは重いのですが、
それによる操縦性のネガな部分や4WDの癖などはまったく感じられませんでした。
リアのブッシュはFRのメルセデスやBMWたちに比べると驚くほど柔らかいセッティングで、
もしかしたらブッシュ自体も大きいものが使われていると思われ、
ハンドルを左右に振ってみるとユラユラとリアが大きく揺られるのが判ります。
おそらくこれはコーナーリング中に重いフロントの影響でアンダーになるのを抑えるため、
横Gでブッシュをしならせてリアのアライメントを変化させてリアタイヤをステアさせ、
疑似4WSのような効果を狙っているものと思います。
多分これがコーナーの条件にハマるとFFベースとは思えないほど、
素晴らしいコーナーリングが味わえるのでしょうね。
ただ、個人的にはリアが勝手にフラフラ動くセッティングは好きじゃなくて、
私がメルセデスを選んだのもリアが一番ビシっと安定しているからです。
新型A4は非常に丁寧に作られた素晴らしい車だと思います。
快適で滑らかに走る乗用車が欲しい人にはA4をオススメします。
ただハンドリングにダイレクト感はそんなに無いので、
ワインディングなどでハンドリングを楽しみたい運転好きの人には、
ベンツCクラスやBMW3シリーズの方をオススメします。
アウディはきめ細やかで優しい雰囲気を持つので、
どことなく女性的なフィーリングを感じます。(^ω^)
BMWはキビキビ動くスポーツマンの若者と言った感じ。
ベンツは非常に強い信念を持った経営者っていう感じかなぁ~(笑)
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